SIGMA 19mm F2.8 DN+RAWTherapeeでモノクロ

RAWTherapeeを使ってモノクロ化してみた。SIGMA19mmだとカラーでは濃すぎて使わなかったフィルムシミュレーションだが、モノクロではアクロスかT-Max100を選択している。カラータブにある『白黒』を使って調整するよりもお手軽にそれらしく仕上るから楽でいい。これでPhotoshopやGIMPなどを使ってノイズを加えたらプリントでもけっこう良いんじゃなかろか。

梅
1/640 F4 ISO100 SIGMA19mmF2.8DN E-M10Mk2

SIGMA 19mm F2.8 DN Art 像面湾曲について追記

やはりよく写るレンズだ。そんで前回のレビューでも触れた像面湾曲は「少し」というより体感上ではかなり強く感じる。ピント面を上から見ると逆VかU字型っぽい形で画面端に近づくほど手前に反ってくる。端の解像度が低いのはこのせいだ。

石仏
1/400 F3.5 ISO100 SIGMA 19mm F2.8 DN
これくらい近いと像面湾曲も関係ない

E-M10 Mark II ピーキング雑感

SIGMA 19mm F2.8 DNのピント合わせに難儀している。像面湾曲のせいで中央でピントを合わせると同距離にある画面端のものがボケボケになる。手前側に反っているため少し奥ピンでちょうどいい塩梅になる事が多い。それと中央の被写界深度が深いせいだろうか…コントラストAFのピント精度もバラつきがあるような?

空雲木鳥
1/1600 F5.6 ISO200 SIGMA19mmF2.8DN E-M10mk2
実は画面両端の木々は中央に比べかなりボケ気味

SIGMA 19mm F2.8 DN Art(M4/3)

万人にお薦めできるレンズではない物凄い癖玉ではあるが今いちばんのお気に入り。その微妙なスペックに購入前はかなり悩んだけれど買って正解だった。もっと明るくて描写の評判のよい単焦点やF2.8通しズームもあってかなり厳しい位置付けではあるが実際に使ってみると実に面白いレンズだ。

冬の空と木
1/1000 F3.5 ISO100 SIGMA 19mm F2.8 DN Art E-M10mk2